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着物を実用的に! ”簡単に着られる着物の研究”の進行形 身近な和裁に関する問題の、解決への糸口
2024/05/19 (Sun)
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2009/05/03 (Sun)
友人が初孫の初節句に”金太郎さんのはらがけ”を作ってあげたいと、急に思い立ってやって来ました。9422a7cd.JPG
 「和裁の教科書に出てるかしら・・・・とつぶやくと、「ネットで 
 わかるのでは」と夫の助言。いろいろ参考にして作りました。紅絹と羽二重を使っての最高級品です。
  サイズ 27cmx27cm  
  ひも 巾1.5cm(6.0を4つ折り)x31cmを2本(胴) 
      1.5cmx62cmを1本(首)
                                  えり 3.5cmx7.0cm
文字は、PC.からコピーして、黒のちりめんに チャコペーパー で写し両面接着シートを使って貼り付けました。彼女は、洋裁の 元プロ。私のミシンに慣れていないにもかかわらず、とてもきれいな仕立てをします。    
意外と手軽に作れたので今後の 軽い気持ちのお祝いに よいかも・・・・と思うのでした。

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2009/04/18 (Sat)
身丈の寸法直しを紹介します。
ちりめんのように織り糸をひいて地の目を通せるものは、表も裏もそうして仕上げますが、部分的なお直しで無理な場合には、お客様に説明した上で、地の目を通さずに切って、くける方法をとります。
f3be00ad.jpeg
①仕上がりのサイズに表から印をして、5分のぬいしろを付けて切る
0b2915f9.jpeg②衣桁にかけて表と裏のつりかげんをみながらまち針でとめてしつけする
③表についてる仕上がりの印を鏝(あいろん)できれいに折る(表布
のみ)
7f179ad2.jpeg④表と裏布の間に裾芯(新もす1寸巾くらいのもの)を当て出ぶき分の位置を印を兼ねてしつけする


 

047caebd.jpeg⑤④のしつけ位置で折り、表布と合わせて裾より2分のところをしつけする




3bb4f518.jpeg⑥仕上がりより1分深い位置でくける




*この方法は、表か裏がひどくつまってしまって、胴はぎ位置では直しきれない時にも応用できます。

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2009/03/31 (Tue)
6518e95b.jpeg4a896845.jpegこれは、私の娘用に試作した"つったけの着物"です。私としては、見た目には普通に着たのと変わらないと思いますがいかがでしょう?
人間とトルソーに着付けるのには、多少差が出るとは思いますが、こんなもんですかね・・・・
今の所、紬のようなしっかりした布地で、単衣および袷衣の胴抜き仕立てまで試みました。あと、透けるような夏物と柔らかい布で完全な袷衣に挑戦してみるつもりです。

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2009/03/23 (Mon)
何枚か仕立てて、ここまでかな・・・・という所まできました。今私の娘用に改めて試作しています。《すず江案》の特徴は、上前に前下がりを付ける 一般に内揚げといわれてる箇所を 外揚げ にする 衿先を縫いこむ といった工夫をしています。これが成功すれば人の手を借りなくても洋服を着るみたいに簡単に着物が着られます。勿論 袖には嘘つきを付けておきます。下着は半襟を付けたさらしの半襦袢と裾よけorけだし。帯は作り帯で、といった具合で超らくらく。次は、先日”Re着物サロン結”さんで見つけた夏の洗い張物で挑戦してみようと思っています。気持ちばかり先走ってわくわくしています。

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2009/03/20 (Fri)
私は、美容襟(装道)を使って着付けすることが多いので、半襟付けのわずらわしさはないのですが、普通に襦袢着用の場合は、半襟の付け替えは避けられませんね。プロは、仕事として受ける以上いいかげんにはできませんので、きちんと付けるため、それなりの工料をいただきます。でも、1回使用ごとに洗うためにはずしてしまう物ですから、自分で簡単に付けられれば無駄がなくなります。
美容襟が苦手な方に半襦袢をお薦めします。化繊の半襟を付けておけば、そのまま洗えますょ。邪道ですかね・・・・私自身、留袖の時も半襦袢に半襟を付けて袖は着物にくけつけて、けだし(2部式長襦袢の下部)を着ました。美容師さんが、『着付けが楽ですね』と感心してました。

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2009/03/16 (Mon)
汎美展の最終日。雲ひとつない晴天のなか国立新美術館へ行ってきました5d42ee83.JPGb912633e.JPGab25d4fc.JPG
先生の絵は、猫ちゃんと遊んでいる様子でした。もしかしていらっしゃるかと期待していましたが残念ながら会うことはできませんでした。
09d2b007.JPG偶然にも、今日は赤坂で仕事と言う娘と連絡が取れて、2Fでティータイムすることにしました。
国立新美術館は、2007年1月にオープンした、日本で5番目の国立の美術館です。今は亡き建築家の黒川紀章さんの設計で面白い形ですが、地震にも強く照明や展示室の壁等あらゆる箇所に工夫があります。
去年は慎重にルートを調べて行ったので、 《東京メトロ千代田線 乃木坂駅 》から直接入場できました・・・・・のに、きょうはうっかり 日比谷線六本木 で下車したため、たくさん歩くはめになりました。東京ミッドタウンに入り込んでしまって、『美術館に行きたいのですが・・・』と訊ねたら、サントリー美術館を案内されてしまいました。景色が去年と違いすぎるので、また別の人に教えていただき、やっとたどり着きました。(ああ しんど)
六本木には遊ぶところがたくさんあって、もうたーいへん。六本木ヒルズだって何だって、一人で行ったらとんでもない所へ行ってしまいそう(泣)
で、帰りは 乃木坂駅 から 表参道で 銀座線に乗り換えて 渋谷 から 東横線 を利用することにしました。
 【家から11,682歩でした】


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2009/03/16 (Mon)
934d3cb5.JPGきょうはTさんのいとこさんの結婚式のため、着付けをお手伝いしました。このところお天気の悪い日が続いて心配していましたが、なな何とものすごくよく晴れて、気持ちのよい1日でした。小春日和とはこんな日を言うのでしょうか。
彼女は、着物がよく似合うので、着付けるにも、とてもはりあいがあります。美人さんですし・・・・・
着物は、黒地に蛍のような感じの光の中にかわいい花の絵があります。
帯は白に近いアイボリーに金糸で模様が入っています。
帯揚げのブルーに合わせて帯締めもブルーの面と金糸の面のあるお祝いに適したもの。
襟元に金とグリーンの重ね衿。とてもすっきりと仕上がりました。


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2009/03/15 (Sun)
5ec5f28c.JPGきょう(3/14)は、こんなスタイルで、横浜元町の 
” Reきものサロン 結 ”さんへ行ってきました。
オーナーの順子さんは、着付けも教えたり、受け負うこともしています。きょうは、お店の斜め前にある元町幼稚園の卒業式で、お母様の着付けをしたそうです。朝は大雨でしたが、『近いから・・・・』とかで、お客様はOK!GO!とのことでした。記念すべき日にも、やっぱり着物がいい。是非とも多くの人にそうして欲しいです。
私が行った時は、もう雨はすっかり上がっていました。お仕事のお話を済ませたらすぐに帰るつもりでしのに、居心地のよさも手伝って、ついつい長居をしてしまいました。何人かお見えになったお客様は、勿論着物好きな方たちだから、すぐに意気投合。着物談義は尽きることがありません。
元町には、10年ほど前に横浜市民になって初めて、チャーミングセールの時に行きました。通りがたくさんの人で埋まっていて、ものすごく驚いて、疲れて『何を買いたいのか予定をたてて行けばよかった』と、反省しました。その後、チャーミングセールをさけて、お友達とお食事や、お茶に出かけます。若者向けの洋服屋さん、家具屋さん、きもの店、アクセサリーなど、いろいろなお店がたくさん並んでいるので、時間をかけてのんびりできる日に、行きたいです。
実はこの写真2年ほど前に”梅林”という店で、お食事をした時のものなんです。はは・・おなじかっこう・・・ということで採用。ついでに、
”梅林"のおはなし。場所はウチキのパンやさんを右に見て本通より1つ裏通り????にあります。昔、日本映画の巨匠 黒澤明 監督がスタッフを連れてよく立ち寄ったそうです。芸能人もたくさん見えるらしい・・・・お料理が、次から次から『これでもかっ』というくらい出てくるので、途中で加減しないと最後の方で好きなものをお土産にするはめになります。写真で手に提げているのはそれです。もちろん、どれも女将の心のこもったメニューばかりでとてもおいしい。お運びする若者の礼儀正しさにも感心しました。帰り際に必ず女将が席まで見えて、深々とおじぎして丁寧なご挨拶をします。
ふと、現在私たちが忘れかけている大切なものを思い起こす 瞬間 もあります。

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2009/03/14 (Sat)
前回、図面とともに作り方説明のページを作るのに、けっこう時間がかかりました。何といってもPC.の操作いまいちで、理解力ほとんどなしの状態で始めたものですから・・・・・『それでよく始めたね・・・』と言われてしまいそう・・・・・ま、カタツムリの歩みですけど、細々とでも続けたいと思っています。
”うそつきP2”の説明ですが、
  
『うそつきを自力で仕立ててみたい!』  

f0e65b70.jpeg
と、思う方におすすめです。実は、お教室では、こんな乱暴なことはしません。(すみません) もっと丁寧に寸法を決めて細かい指摘もしたいところです。でも、ようするに、仕上げた形は、同じように見えますから、簡単に縫うとしたら、ということで、すず江が提案したわけです。
襦袢のお袖は 袷の着物には、無双仕立て。(同じ布を、表と裏に使用)
単衣の着物には、単衣仕立てがよいと思います。
一般的な着物のお袖は、丸みが5分丸(2cm丸み)ですが、 襦袢の袖には 丸みをつけません。広口 (袖口=袖丈)のままです。

極端な例で言うと、お振袖のような大きな丸みのある着物用には、同じように丸みを付けます。

絽や、紗は、自分が思う以上に下着 丸見え ですので、うそつきではなく、きちんと夏用の長襦袢を着用することをお勧めします。正絹・麻・綿素材等 化繊ものでなければ、けっこう暑さが気になりません。

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2009/03/09 (Mon)
1-1.JPG①裁断をする
・図①のように外表に置き断ち切る。断ち切りをそろえることが肝心です。
 (方袖分づつ)





1-2.JPG②表布に印を付ける ・袖丈の印は、着物の袖丈-1分(約4mm) ⇒仕上がりは-2分(約8ミリ)
・巾は、着物と同寸⇒仕上がりは-2分(約8ミリ)



71c063c7.jpeg③縫い
・表布と裏布を中表に重ねて、袖口をなみ縫いする。
・振り側は裏布が2分(約8ミリ)余るようにマチ針して表布についている印どおりになみ縫いする。(返し口は縫わない)
・表布側に1分(約4ミリ)のきせ(折り)をかける

75a47ab1.jpeg④表へ返す
・図④のように裏布を5厘(約2ミリ)ひかえてアイロン

 

 

8c1226d5.jpeg・図⑤のイに手を入れて裏返す

 

 



6213b00b.jpeg・4枚一緒に丈の印を縫う
(図は便宜上、下の断ち切りが揃っていないが、縫う時はきちんと揃える)
・表布側へ、1分(約4ミリ)のきせ(折り)をかける
・返し口より表へ返す


a620e518.jpeg
返し口をくけて出来上がり




 


ふぅ---っ!
やっと描いてみました、お話はあとで



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プロフィール
HN:
す~
性別:
女性
職業:
和裁塾 講師
自己紹介:
日本和裁士会 1級
写真は、とおい昔、20才の私。こんな頃もあった・・・・
自宅にて《趣味の和裁塾》を運営中。
寸法等、自分で直して自分で着たいという 着物好きな方の応援・お手伝いが主。
私自身は、つっ丈の着物を 普通に着付けたと見えるように仕立てる工夫・研究をしています。

とにかく、着物を着てお出かけしたいので、”簡単に着付け”を目標に日夜努力している次第です・・・・
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